雰囲気:自然と故意とに拘わらず
ホラーのシステム/シナリオを遊んでいるときの卓の雰囲気って、どういう感じなんでしょう。
「クトゥルフ神話TRPG」が人気な昨今、仲間内でも「クトゥルフやりたい!」という希望を出してくれた人がいまして、それを切っ掛けにルールブックを購入し、複数回遊んでいます。
とはいえホラーシナリオの経験はGMでもPLでも多くなく、ホラー系統のリプレイも読んだ数が少なくて自分の中で情報が乏しいので、何がスタンダードなのかが分からず試行錯誤の最中です。行動の動機付けとか、調査に乗り出す理由とか、「舞台は異世界ファンタジー、PCは冒険者!」というジャンルとはガラッと変わるんだなーとしみじみ。
そしてホラーのシステム/シナリオを遊んでいて、今まであまり気にしていなかったことが気になったりもしています。
それが、GMの演出に対するPLの反応です。
ホラー系統のシナリオを遊んでいると、PCが無残なもの不気味なものを目にしたり、GMがそういうものを演出したり、ということがあると思います。
そうしたシーンで、PLの反応はどんなタイプが多いものなんでしょう。
PLもPCと一緒に怖がる? それともPLは怖がっていなくて冷静? あるいは笑っている?
GMの側からすると、居てくれるとやりやすかったり、嬉しかったりするのは「怖がってくれるタイプ」なのかなーと思います。GM一人でホラーを演出するより、PL側も「怖い」という雰囲気を出してくれた方が盛り上がりやすいし、自分で考えたこと、工夫したことに反応がもらえる喜びというのは、GMの醍醐味の一つでもありますよね。
PLの側からすると、……どうなんでしょう。個人的には、GMがPLを楽しませようとしてくれるようにPLとしてもGMを楽しくやってもらいたい、だからホラーな演出には怖がるロールプレイを返したい、という気持ちがあるんですが、そこを行くと論点はPLの反応ではなくPCとしての反応であるように思います。あるいは、PLの反応をどれくらいPCに反映させるか、の問題でしょうか。
この話を突きつめると、GMを含め参加者がどんなセッションをしたいのか――ホラーな展開にドキドキしながらも生還や真実を求める冒険がしたいのか、あるいは追い詰められても動じないタフなキャラクターが脅威を打ち倒す結末を描きたいのか――によるよなーという気もしつつ。
ホラーシナリオを遊んでいる卓の見学をしてみたいという気持ちがむくむく育っています。